「心のブレーキ」かかっていませんか?

こんにちは!教務スタッフの南です。最近は夜に教室を出たときに虫の鳴き声が秋めいてきたなと感じます。また、気づけば4月から始まった今学年もちょうど折り返し地点を迎えましたね。あと半年がこのスピード感で過ぎていくのかと思うと、なんだか焦る気持ちになります。目的意識を持って日々を過ごしていきたいですね。

今回は「心のブレーキ」についてお話ししたいと思います。いきなりですが、例えば学校の授業中に先生から問題が出されたとします。自分の中ではほぼ正解だと思う答えが浮かんでも手を挙げて発表するのをためらってしまったという経験をしたことがある人はいませんか?または、クラス委員を決めるときやチームのリーダーを決めるときに「ここで立候補したら自分は変われるかも…」と思いながら結局誰かに先に手を挙げられてしまったという経験をしたことはないでしょうか?自分の中に「行動を起こしたい!やってみたい!」と思う気持ちがある一方、それを「やめとけ!」とストップをかけてしまうもう一人の自分が存在するのです。その原因は何かというと、「失敗したらどうしよう…」という不安や、「恥ずかしい」という羞恥心、「どうせ自分にはできないや」という自己否定などの様々な負の感情です。このように、無意識のうちに自分のチャレンジを阻んでいる存在を「心のブレーキ」と呼んでいます。心のブレーキは誰しも持っているものですが、瞬間的に無意識に働く力なので、多くの人は普段様々な場面で心のブレーキがかかっていることに気づいてすらいません。

今回生徒のみなさんにお伝えしたいのは、例外なく誰しもが前向きな心を持っていて、多少なりとも自分を成長させたい!もっと良くなりたい!という気持ちを持っているということ、そして、実際誰もが成長できるということです。前にも書きましたがあなたには無限の可能性があります。なんの誇張でもありません。多くの人は自分の短所ばかりに目が行きがちですが、みなさん一人一人に素晴らしい長所があり、それを伸ばしていくことで多くの人を幸せにし、結果的にあなた自身も幸せになれます。しかし、残念なことに生徒のみなさんの多くが自分の可能性を100%信じ切れていないように思います。心の中には目標達成したい!こんな自分になりたい!というパワフルで前向きなあなたがいるのに、心のブレーキがまるで服の裾を引っ張るかのように後ろへ後ろへと引き戻そうとしているのです。

昔、何度も何度も失敗し、周りから止められてもそれでも挑戦をやめず、ついに偉大な成果を手に入れた人がいます。それは誰でしょう。答えはあなたです!記憶にも無いような小さい頃、あなたは倒れても倒れてもそれでも自分の可能性を信じて何回もチャレンジし、ついにその2本の足で立ったのですよ!みなさんが自分の足で歩けるようになったのも当たり前のことではなく、小さい頃のあなたがただ前向きな心で諦めずに挑戦を続けた結果なのです。目も鼻も口も耳もすべて前向きに付いていますよね。見たい、聞きたい、知りたい…人間の体は前向きに生きるように作られているとは思いませんか?後ろ向きで生活するほうが難しいですよね(笑)

今回の記事を通してまずは「心のブレーキ」の存在に気づいてほしいと思っています。そうすれば自分の成長を妨げている原因が実は自分自身にあったのだと心から感じることができるでしょう。そういう実感を持てるだけでも大きな一歩だと思います。そして、自分の中にあるものは自分自身で必ず変えることができます。もちろん心のブレーキを取り払うことだってできるのです。自分の中にいる、もっと挑戦したがっている自分にぜひ向き合ってみてください。自分の行動をより良いものへと変えていくきっかけになるかもしれませんよ。

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