冬期休業のお知らせ

下記期間を冬期休業とさせていただきます。

休業期間:12月28(金)~1月3(木)

 

なお、休業期間中は電話が繋がらない状態になります。ご了承ください。

また、1月4日(金)10:00より電話受付を再開いたします。

 

皆さんと元気に元気にお会いできることを楽しみにしております。

どうぞ、事故やケガには十分ご注意されてお過ごし下さい。

目標達成は乗換案内!

みなさん、こんにちは!教務スタッフの井上です。いよいよ年の瀬となり、受験生は以前にも増して、追い込みをかけるべく日々勉強に打ち込んでいます。

さて、新しい年を迎えるにあたって新年の抱負や目標を立てる人も多いのではないでしょうか。私も、毎年冬休みには年頭所感を書くという宿題がありました。年頭所感とは、読んで字のごとく、年の初めにあたって思うこと・この一年の抱負を述べるというものです。いつも3学期の始業式前になって、焦って何かしらの目標を立ててなんとか書き上げていました(笑)しかし、当然ですが、そんな風にして適当に立てた目標は達成できるはずもありません。まず、そもそも1年もモチベーションが続かない。いわゆる三日坊主ですね。ダイエットや貯金などでありがちです。さらには、年始に立てたはずの目標を年末にはっきり覚えていないなんて経験がある人もいるのではないでしょうか。私もそうでした(笑)あれ、そういえば去年なに書いたっけ…と思って見返してみると、今年も全く同じことを書いている、という何とも情けないエピソードがあります。覚えていない目標なんて達成のしようがありませんよね。目標を立てること、特に「良い」目標を立てることは、実はとても難しいことです。今回は、年始にあたって、良い目標の立て方についてお伝えしようと思います。

さて、そもそも「目標」という言葉を使ってきましたが、よく似た言葉に「目的」があります。目的と目標は同じ意味だと思いますか?それとも違う意味だと思いますか?辞書を引いてみると、「目的」は「行為の目指すところ」、「目標」は「目的を達成するために設けた、めあて」とあります。目的は方向、いわば目的地で、目標は道のりと言うと分かりやすいでしょうか。あるいは、目的は最終ゴールで、目標は中間ポイントという方が分かりやすいかもしれません。当然ですが、目的地が無いのに進むことはできません。また、目的地が同じでも、道のりが異なれば目的地にたどり着くまでの時間や、見られる景色が変わってしまいます。これを目標達成に当てはめて考えてみましょう。目的が定まっていないのに行動を起こすことは出来ません。また、同じ目的を達成しようとする場合でも、どのくらいの期間をかけるのか、どんなトレーニングをするのかなど、途中経過は大きく異なります。目標達成しようとする場合に、目的を立てても目標が無ければ具体性が無く実現可能性が低いですし、目標しかなくても何のためにやるのかという目的が無ければモチベーションが維持できません。したがって、目標達成には、目的と目標の両方をきちんと立てることが大切です。ですから皆さんも、次の定期テストや模試、あるいは部活や習い事の大会などに向けて、目的と目標の両方を立ててみましょう。

そして最後に、目標達成するために、目的・目標の他にもう一つ、とても大切なものがあります。多くの人が忘れがちですが、これが意識できていない人の大半は失敗します。目的と目標を、目的地と道のりに例えて説明したので、乗換案内を使う場面で考えてみましょう。目的地を入力して検索すると、道のり(ルート)が表示されると思いますが、検索するために入力しなければならないものがあと一つあります。現在地ですね。今、あなたがどこに居て、車があるのか電車で行くのか、あるいは徒歩でしか移動できないのか、それによって道のりは全く変わります。目標達成する場合には、目的はもちろんのこと、現在地をしっかりと分析して理解したうえで、その2点を結ぶように目標を立てることが大切です。さきほど現在地を意識できていない人は失敗することが多いと言いましたが、考えてみれば当然です。本郷から名古屋に行きたいのに、金山から名古屋に行く最も良い道のりを教えてもらっても意味がありません。皆さんも、それぞれに得意なこと苦手なことがあります。それを理解したうえで、必要な力をつけるための勉強をことがとても大切です。

なにか達成したいことがあるならば目的、目標そして現在地の3点が大切だということをお話してきました。何かを始めようとするとき、今いる現在地からしかスタートすることは出来ません。したがって目標達成とは、自分を深く見つめ直し、自分をより良い自分へと変えていく過程のことだと思います。2019年が皆さんにとって大きな飛躍の年になるように願っています。

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継続は力なり-「情熱」と「粘り強さ」-

こんにちは!教務スタッフの南です。いよいよ年の瀬ですね。振り返れば2018年も様々な出来事がありました。スポーツの話題だと、平昌で開催された冬季オリンピックやロシアで開催されたサッカーワールドカップなど、日本人選手の華々しい活躍ぶりは記憶に新しいですね。また、来年は平成から新しい元号に変わりますし、2020年には東京オリンピックが催されます。日本全体が新しい時代に向けて弾みをつけるなかで、私たち自身もパワフルに日々を過ごしていきたいですね!

今回は「継続は力なり」という言葉についてお話ししたいと思います。今さら取り上げてお話しするような言葉ではないかもしれませんが、とても重要な言葉なので改めて今回のテーマにしました。「継続は力なり」とは努力をコツコツ積み重ねることが自らを成長させ、やがて大きな成功に結び付くということです。世の中で成功を収めているすべての人が実践している考え方と言っても過言ではないでしょう。誰もが知る2人の有名人の言葉を紹介したいと思います。

 

「私は才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、10年とか20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。」(羽生善治:棋士)

 

「小さなことを積み重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道だと思っています。」(イチロー:野球選手)

 

突然ですが「GRIT」という言葉を耳にしたことはありますか?この言葉自体は昔からある言葉ですが、アンジェラ・ダックタース氏というペンシルバニア大学の心理学教授の研究によって近年再注目されることとなりました。2016年に発売された「Grit: The Power of Passion and Perseverance」という彼女の著書はベストセラーになり、日本でも翻訳されて発売されております。彼女は何か大きな物事を成し遂げるには才能よりもGRIT(やり抜く力)が重要だと結論付けております。日本語だと単に「やり抜く力」と訳されるGRITですが、実は2つの重要な要素から成り立っているのです。その2つの要素とはずばり「情熱」と「粘り強さ」です。

彼女の研究により明らかになったことで興味深いことが二つあります。1つ目は、才能や知性を持ち合わせていることとGRITが高いことは全く関係がないということ。2つ目は、GRITは後天的に(生まれてから)伸ばすことができるということです。これらから言えることは、才能があったとしてもそれを伸ばせるかどうかは別問題であるということと、誰もが今からでもGRITを高めるトレーニングをすることで、大きなチャレンジをすることができるということです。

では、GRITを高めるにはどうすればよいのでしょうか。たくさんあるうちのいくつかを紹介したいと思います。

1.失敗を恐れずチャレンジし続ける習慣をつける

「無理」と言わず、「もしかしたらできるんじゃないか」「どうしたらできるだろう」と物事を前向きにとらえるくせを付ける練習をしましょう。

2.困難なことに挑戦せざるおえない状況に身を置く

困難なことに自分から立ち向かっていくのはかなりメンタルが強くないとできません。そこで、困難なことに挑戦せざるを得ない状況に身を置いてみましょう。例えば匠ゼミナールでは中学校のテスト前に点取りゼミで集中特訓をしていますが、そのような自分だけサボるわけにはいかないといった環境にあえて身を置くことも良いトレーニングになるでしょう。

最後にもう一人、夢を実現させた人物の言葉を紹介しましょう。

「失敗したからって何なのだ?失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。」

これは、誰もが知るあのディズニーリゾートを作ったウォルト・ディズニーの言葉です。実は彼はディズニーを作り上げる前に3回も会社を倒産させているのです。それでもあきらめなかった彼の情熱が世界中の人々に夢と感動を与える最高のエンターテイメントを作り上げました。

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