テスト前、テスト後

暑い暑いと思っていたら、急に秋になったような気がします。時間が過ぎるのは本当に早いですね。

みなさん、中間テストお疲れ様でした。それぞれが目標を立て、それを達成するための計画を考え、実行できたテスト週間だったのではないでしょうか。

PDCAサイクルという言葉があります。簡単に言うと、達成したい目標に合わせた計画(Plan)を立て、実行(Do)し、結果を振り返り(Check)改善(Act)をすることです。

このサイクルをより上手に早く回せる人が、社会でも成功しています。テスト週間は、それを練習する絶好の機会です。

もちろん、うまくいくことばかりではありません。計画を立てることも、実行して振り返ることも、練習が必要です。

 

1回1回のテストが真剣勝負、次は期末テストです。今回の結果をもとに、テスト週間の行動を振り返り、次にいかしましょう。

講師一同、全力でサポートします。朝晩がだんだんと冷え込んできましたが、体調管理には十分気を付けて過ごしましょうね!

大学受験の準備はいつから?

ずいぶん涼しくなってきました。皆さん体調にはお気を付け下さいね。

さて、高校1・2年生たちは2学期中間テストを頑張りました。一方、受験生たちはすでに受験シーズンを迎え、だんだんと緊張感が高まってきました。

「受験シーズンには早くないですか??」と思った方もいらっしゃるかも知れません。たしかに一般入試は年明けから始まるのでまだ先ですが、推薦入試はすでに合否も出始めています。近年、センター試験が大学入試共通テストに変わっただけでなく、推薦入試を取り巻く状況も大きく変わってきています。今回は、推薦入試のことについて取り上げてみたいと思います。

さて、さきほどから「推薦入試」と呼んでいますが、推薦入試も名称が変更されたのをご存じでしょうか。これまでのAO入試は「総合型選抜」、指定校推薦と公募推薦は「学校推薦型選抜」という名称に変わりました。入試の中身が特別大きく変わったわけではないのですが、各大学が様々な種類の推薦入試を実施するようになり、以前より多様で複雑になっています。特に私立大学では、9月以降、毎月のように何らかの推薦入試を実施している場合もあります。

さらに大きな変化というと、推薦入試の募集定員の増加です。全募集定員のうち推薦入試による定員が何割程度にのぼるかご存じでしょうか。2019年度入試において私立大学では50%を超えています。また、国立大学でも15%程度、公立大学では30%程度になっています。今後、国立大学でも推薦入試で定員の3割を充足させていく方向性で改革を進めています。実際に、東北大学では昨年度入試で25%ほどに達しました。

このように、現在、大学受験において推薦入試は無視できない入試方式になっています。では、推薦に出願するためには何が必要なのでしょうか。第一に、評定です。これは外せません。知っておいていただきたいこととして、大学の推薦に必要となる評定は、1年生1学期から3年生の1学期までの評定になります。そうです、受験生になってからの評定ではありません。したがって、「3年生=受験生」というわけにはいきません。これまで以上に、継続力が大切になってきています。

また、大学の推薦を受けるにあたっては、志望する大学や学部に対する具体的な志望動機や、高校時代の実績や努力した過程などアピールできる内容が必要です。英語資格や部活動、生徒会、課外活動など時間のかかる場合が多いですので、高校2年生までに目的意識をもって高校生活を送ることが必要です。これもまた、3年生になってから準備していては間に合いません。高校1年生の段階で、自分が高校生活の中でなにを頑張るか決め、努力を重ねる必要があります。

しかし、なにも特別なことをする必要はありません。大切なことは、自分が頑張ると決めたことを頑張り通すということだけです。これまでの多くの場合のように3年生になって初めて受験のことを考え始めるのではなく、1年生のときから自分の将来について考え必要な準備をしておくということです。自分がやりたいことが見つかったとき、その選択肢をためらわずに選択できるよう、今から準備を始めましょう。ぜひ大学のことや、将来のことなどご家庭でも話し合ってみてください。