「変わらない人」とは「変わり続ける人」ということ

こんにちは、代表の大久保です。あっという間に4月になりますね。毎年のことですが1月から3月はあっという間に過ぎてしまいますね。新年度に向けてきちんと準備ができるように改めて気を引き締めていきましょう。

少し前の話題になりますが、冬季オリンピックでの日本代表選手のみなさんの活躍は本当に素晴らしかったですね!会期中の北京はとても寒さが厳しく大変だったそうですが、結果として冬季オリンピックとしては最多メダル数を獲得した大会となりました。様々な競技、選手が話題になりましたが、やはり今年も男子フィギュアスケートの羽生結弦選手が話題になりましたね。惜しくも減点になったものの、史上初、4回転アクセルジャンプを飛んだと正式に記録されました。

なにがすごかったかというと、これまで成功したことのない4回転アクセルジャンプにオリンピックという大舞台で挑戦したということです。2大会連続金メダルというすばらしい成績を残した羽生選手には、もちろん今回も金メダルを、という期待やプレッシャーがかなりあったはずです。普通なら成功率の高い、自分の得意な構成で挑もう、と考えると思います。しかしそうせずに果敢に大技に挑戦する、その並々ならぬ精神力と挑戦し続ける姿勢が、羽生選手が注目を集める理由なのでしょう。

スポーツでもビジネスでも学業でも、第一線で活躍し続ける人は羽生選手と同じようにどんどん新しいことに挑戦をし続けています。常に好奇心を絶やさず、様々なことを吸収しようとする姿をみて、周りの人は「若いね」「変わらないね」という感想を持つでしょう。この「変わらないね」というのは言葉だけでみると変化していないというように見えますが、実際は逆で、昔から“変わらず”変化を受け入れ続けている、つまり変化し続けているということです。働き方や考え方を時代に合わせて柔軟に変化させ、新しいことに挑戦し続けることで常に時代に合った生き方をし続けられるのです。

常に変化し続けるというのはなかなかにエネルギーのいることです。新しいことにチャレンジするためには当然新しい知識を学ばなければなりませんし、そのためには今の生活スタイルを変える必要もあるかもしれません。しかしながら、そうしていかなければどんどん時代についていけなくなってしまうというのが現実です。

ここ最近はIT技術が飛躍的に進化し、世界中のあらゆる場所とリアルタイムで繋がるようになったことで距離や時間に関係なく様々な情報がやりとりできる時代となりました。すでにパソコンすら使わずにスマホやタブレットで学習も仕事もできるようになり、いわゆるスキマ時間を使って大学の講義をオンラインで受講することもできます。逆に、そのスキマ時間を娯楽に費やすこともできるでしょう。そのスキマ時間が、積もり積もって大きな差となるのは言うまでもないことですね。

このように、今は時間の使い方ひとつで昔とは比べものにならないほどの差がつく時代です。だからこそ、常に新しいことを吸収し、挑戦し続ける姿勢をもつことがこれまで以上に大切なのです。

10年後、周りの人から「変わらないね」と言われる人になるように、挑戦し続けることを当たり前にしていきましょう!

「あたりまえ」の話

皆さんこんにちは!スタッフの井上です。新学期を控え、新高校生は新しい学校生活に期待と不安でドキドキしている頃でしょうか。また、在校生もひとつ学年を上げ、新しい目標に向かって再スタートの時期ですね。今回号では、そんな春の時期にピッタリな、自己成長するための考え方を一つご紹介したいと思います。

それは、「あたりまえ」の基準をどこまで高められるか、ということです。ここで言う「あたりまえ」とは、意識しなくても自然とやれてしまうことを指します。例えば、家に帰ったら手を洗うとか、最近では外出時にはマスクを着けるなどですね。これらのことは「やらなければ」と思わずとも自然と出来ますよね。さて、この「あたりまえ」がどのように、自分の成長と関係があるのでしょうか。

例えば、ゲームをしているときは、上手くなるために同じステージを繰り返して攻略方法を探したり、レベル上げをしますよね。それを繰り返しているうちに、最初は難しかった操作などが身体に染みついて、何にも考えなくても上手くできるようになっていませんか。しかし、実際は、こういう作業って何度も同じステージなどを繰り返すことになるので、ゲームとしてはあんまり面白くないですよね(ゲーマーしか分からないかも知れませんが、むしろ苦痛の連続です…)。でも、ゲームだと、なぜか出来る。もっと言うと、クリアしたかったらそういう作業をするのが「当たり前」で、いちいち、やりたくないのに「なぜやらなければいけないのか」とかは考えないと思います。

やりたくない・楽しくない作業でも、力をつけるのに必要な作業や練習をすることが「あたりまえ」になっていれば、自然と実力が付いていく。「あたりまえ」の重要性は、好きな作業でなくっても、感情に左右されずに「やるのが当たり前」になることにあります。

さて、これを学習に落とし込むとどうでしょうか。教材を一周したらそれで終わり、答えを写して終わり、そんな風になっていませんか?例えば、同じ課題でも一周やって終わりなのか、間違いが0問になるまで解きなおすか、あるいは、さらに似たような問題を教科書で再び解くか、このようにどこまでやるかが「あたりまえ」の差です。部活や習い事、大人になっても「あたりまえ」の基準の差は成果として現れます。間違いを全てできるようにして、そのうえさらに類題までの解き直しも「あたりまえ」にする人って絶対に成績が伸びていくとはおもいませんか?もちろん答えはイエスです。絶対に伸びていきます。

「あの子は頭が良いから」とか、「自分は○○だから」とか、そんなことを考えてしまう前に、成果を出している人の行動をよく見てみてください。その人は努力している風にみえないかもしれない、自分と同じくらいにしか見えないかもしれません。しかし、「当たり前」にやるレベルが高いだけで、本人的には、あくまで「当たり前」の範疇をやっているだけかも知れません。

やはり、結果は、努力に相応しく返ってきます。必要な努力を惜しまないことが大切です。ですから、自分の「あたりまえ」について振り返ってみてください。本当に自己成長するための行動がとれているか、成長するための「あたりまえ」が身についているか、考えてみてください。行動と考え方を変えれば必ず成長します。夢を叶えたいのなら、周りのことではなく自分のことについてよく考えてみてください。きっと何かが変わるはずです。

はじめよう共通テスト対策

皆さん、こんにちは。スタッフの井上です!いよいよ受験も大詰めの時期になりました。年明けからコロナの影響を受け、今年も不安の多い受験となっていますが、受験生のみなさんが無事受験を迎えられることを切に願っています。弊塾におきましては、感染対策を徹底し教室運営を行っております。保護者様におかれましても、いつもより不便な状況下のなかご心労も多いと推察いたしますが、感染対策・方針にご理解をいただき誠にありがとうございます。

さて、去る1月15日・16日に第2回大学入学共通テストが実施されました。各種ニュースやSNSなどで、なんとなくご存じの方も多いかと思います。本年度の大学入学共通テストは「異例」の実施だったと思います。1日目終了時には東京大学での非常に残念なニュースもありました。2日目には津波警報等の影響で、試験中止・再受験となった受験生もいました。もちろん、コロナによる影響で受験できなかった生徒も少なからずいたと思います。そういった想定できない事態に見舞われた、という意味でも「異例」の実施でしたが、一番には試験内容そのものが厳しい年となりました。おそらく、現高校1・2年生の生徒さん、また保護者の方は、「実際、難しかったの?何が難しいの?どう変わったの?」と関心を持っておられると思いますので、もう少し深く掘り下げてみたいと思います。

あまり注目されない点ですが、現役生の受験者数は昨年度対比で99.9%(昨年受験者が100人としたら今年は99.9人)で微減でした。保護者の方はご存じのことと思いますが、現役生(高3生)自体は人口減少に伴い少なくなっています。にもかかわらず、受験者がほぼ減っていないのは、①私立大学における共通テスト利用の拡大 ②コロナの影響で受験できなかった場合のリスクヘッジ が主な理由になります。以前であれば共通テストを受験しなかったような受験生も、ここ数年は共通テスト受験を前提として準備する場合が多いです。そもそも約半数が推薦で入学するようになっているので、私立大学志望生でも一般入試を受験する場合には、共通テストを利用するのが現実的です。

そして、一番気になる試験内容ですが、全体的に難化傾向で、数学1Aの平均点は38点前後になると中間発表がありました。結局、何が難しかったのでしょうか?第1には、読解力・速読力、いわゆる国語力が圧倒的に必要になりました。これは、理系だとか文系だとかは関係ありません。問題文が長くなったのは数学・理科の方が顕著ですし、国語は複線型といって、1つの大問のなかで複数の文章・資料が出されるようになりました。

第2に、出題傾向がまだまだ読めないためパターン化が難しく、実力が露呈してしまいやすい、ということも指摘されています。想定よりも長い本文、想定とは違う資料問題の出題など、本番でパターンを崩されることも多々あり、努力よりも能力が反映されやすい問題になってしまっているのでは、という指摘も一部ではあります。いずれにせよ、パターン化やテクニックに頼らずとも勝負できる学力を積み上げる必要がある、というのは事実でしょう。

今、高校2年生のみなさんは「学年が上がったら受験生」という認識では遅いです。共通テストは1ヶ月以上前に終わっていますから、すでに「受験まであと10ヶ月強」です。「推薦受けるし関係ない」と思っている生徒さんが万一いたら本当にヤバいですよ!!大学の推薦は1年1学期から3年生1学期までの評定が使われます。むしろ、今が勝負です。そのうえ、推薦は遅くとも11月には実施されますから、一般よりずっと早い時期にあります。いよいよ年度末、来年度に向けて良いスタートが切れるよう、受験に向けて情報を集め対策をとりましょう。