謙虚の中の自信

皆さんこんにちは!教務スタッフの森部です。春を迎え、暖かい日々となりました。ただし気温の変化が大きい時期でもありますので、からだの調子には十分ご注意ください。

さて、今回は自信をテーマに記事を書こうと思います。生徒の皆さんに質問です。

 

「自信はある方がいいか、ない方がいいか、どちらでしょうか」

 

先生、そんなのある方がいいに決まっている!という声が聞こえてきそうです。答えはもちろんある方がいいのですが、ありすぎる状態いわゆる過信になってはダメです。

まず自信がない状態のお話。この精神状態ではどうせやっても出来ない、今の自分には無理!とネガティブな思考が多く生まれるようになってしまい、物事を前進させるための行動が疎かになってしまいます。次に過信が生まれた際にどうなるか。過信は今の自分ならなんでもできそうという自身への傲りに繋がり、これまた自らの努力の妨げとなってしまいます。

要するに、今回の主題である「謙虚の中の自信」が肝になります。自分にとって結果が悪い時には自信を喪失するのではなく、なぜそうなったのか冷静に考えて、次に生かす努力を続けましょう。また、物事が思い通りにうまく進んだ際には、その時こそ慎重に、もしかしたら穴があるかもしれない、次は今回のようにはならないかもしれないという謙虚な考えを持ちましょう。

新年度が始まり、また学校通いも開始です。学習には謙虚な姿勢で臨み、正しい自信を付けてほしいと思っております。皆さんまた一緒に頑張りましょう。

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teachingとcoachingの違い

皆さんこんにちは!教務スタッフの森部です。気温は高い日が増え、春うららかな季節になりました。生徒の皆さんは4月からは新しい環境で再スタートです。気後れすることなく新年度に臨みましょう!さて、今回は一年半ほど前に記事として投稿しましたteachingとcoachingの違いについて改めてお伝えしたいと思います!!

一方的な知識の伝達をteachingとし、人の成長を助け、向上をサポートすることをcoachingと定義すると、教師や親はこどもたちに対して、単に「教える」だけではなく「考えさせる」コーチであるべきです。そこで今回はとある本に書いてあった頭文字を基にしたコーチの資質についてお伝えします。少しでも共感していただけたら幸いです!

 

◎コーチに必要な5つの資質

C:comprehension(理解力)

相手の特徴を基に、相手が何を認めてほしいと思っているのかを正しく理解をすることが大切です。コーチ側が理解を示すことで、相手は自己肯定感が強くなり、自分の可能性を見出せるようになります。

O:outlook(前途の見通し)

相手の考え方や大事にしているものが何に向いているのかを分析して、情報を与えることや助言をすることを指します。例えば、中学生が高校進学をする時期には、自立意識が芽生える一方で、まだ様々な経験が少ないので考えがうまくまとめられません。そんな時に一緒になって考えてあげることが不可欠です。

A:affection(愛情)

大人が自ら経験したことを基に、理路整然と突き放したようなものの伝え方では相手の心は動きません。心が動かなければ行動は変わりません。行動が変わらなければ、案の定結果は変わらないのです。愛情・情熱を持って接することがコーチ側の務めです。

C:character(性格)

相手は自分の鏡であり、自分が相手に与えたものが自分に返ってきます。例えば相手に対する感謝がなければ相手から感謝してもらえることはありません。また相手の考えを受け入れなければ、相手に自分の考えを分かってもらうことは難しいです。つまり、「自分のいうことを聞け!」というものの自らの態度や行動が全く違うでは相手がいうことを聞くはずがないということです。まずは我が振りを直すことがコーチの始まりなのです。

H:humor(ユーモア)

厳しいことをいうだけでは、相手も面白くなくなるので継続力が弱くなってしまいがちです。特別な結果を求めるのであれば、だれもやっていないような厳しい行動を、また誰もがやっていないほど楽しめる環境を作ることが素晴らしいコーチの条件の一つです。

 

さて今回はコーチの資質に関して、お伝えをさせていただきました。

私自身も教育に携わる「コーチ」として、上記の内容を強く意識し、こどもたちとともに夢を追いかけたいと思っています。生徒の皆さん、これからも頑張りましょう!!

Sakura

行動を起こせる人になろう!!

こんにちは!教務スタッフの南です。今回のテーマは「いかに重い腰をあげるか」ということです。やらないといけないとわかっていてもなかなか始められないことや、自分で決めたことなのに長続きせずにやめてしまうといったことは多くの人にあてはまる事ではないでしょうか。学生のみなさんであればまさに勉強で同じ状況に陥っている人が少なくないはずです。今回は今までに私が知り得た様々な考え方をもとに、私自身が実践している考え方を文章に起こしてみました。

自分をコントロールして行動を起こすには3つのポイントがあると思っています。1つ目は「今の自分ではなく未来の自分に目線を合わせること」です。勉強を例に考えてみましょう。今の自分にとって勉強をすることはしんどいことかもしれません。だからといってそれを後回しにするとどうなるでしょうか。勉強しないといけないことは日々あるわけですから、今日やらなかった分は明日の自分の負担になるわけですね。その繰り返しで、今やらなかったことは後の自分にどんどんのしかかってくるのです。そういう風に考えて、「今やらなければ!」という気持ちをまず自分で生み出すことが大事なのです。

2つ目は、「目先の結果を求めすぎないこと」です。人間というものはどうしてもすぐに結果が欲しくなってしまいます。しかし、勉強にせよスポーツにせよ大抵の物事はすぐに結果に結びつかないものです。そういうギャップのせいで「頑張ったのに結果が出ない…」と途中で諦めてしまう人が多いのですね。私はいつも半年後にどういう自分になりたいかを考えるようにしています。「今日から始めたところで1、2か月で変化は現れないかもしれないけど、逆に今日始めなければ半年経っても今と同じままだ!」と自分を奮い立たせるようにしています。

3つ目は、「他人と競争はしても、比較はしないこと」です。私は競うのと比べるというのは意味が違うと考えています。競うというのは相手に勝とうとお互い頑張ること、つまり過程の話ですが、比べるというのは相手との間に優劣をつけるということ、つまり結果の話です。誰しも他の人が気になって自分と比較してしまうものです。しかし、他の人の行動を自分がコントロールすることはできませんよね。自分で変えようのないものと比較して一喜一憂するのは無駄だと思いませんか。それよりも大事なのは、自分自身とどう向き合うかです。自分で変えることができるのはあくまでも自分の行動、しかもこれから先の行動だけですからそこでどうするのがベストな選択なのか考えてみてください。この先の人生で、最良の結果を得るためにはできる限り早く行動を起こした方が良いですよね。みなさんが選択できる中で最も早いスタートは、今この瞬間ですよ!

さて、この3つのポイントには共通することがあります。それは客観的に自分を見つめるということです。客観的にとは、自分の感情は抜きにしてみるということです。面倒くさいな、しんどそうだな、という感情は置いておき今自分がすべきことは何かを考えてみましょう!!

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