大学の推薦入試が始まりました

みなさん、こんにちは!教務スタッフの井上です。

学校が通常授業に戻り、授業や部活動など日常を取り戻しつつあるのではないでしょうか。

さて、私たちはというと10月に入ってからというもの大学の推薦入試の対策に日々奔走しています。みなさん、大学入試における、推薦対策ってどんなものかご存じですか?

 

そもそも、大学入試の推薦には、必ずしも面接や小論文等が必要なわけではありません。ペーパー試験のみ、という大学も少なくはありません。しかし、近年は、面接または小論文等が課される割合が増えてきたように感じます。実際、匠個別予備校の生徒でも、一般入試を受ける予定でいても、第一志望の大学や滑り止めの大学を推薦入試で受験する生徒が三分の一から半数程度います。また、国公立大学の推薦入試を受験する生徒も毎年若干名います。依然として一般入試のみ受験する生徒がマジョリティーではありますが、しかし、受験人数の増加は推薦入試のメリットを反映していると感じます。

 

現在の高校1・2年生、また中学生の皆さんと保護者の皆さまに予めお伝えしておきたいのは、「推薦入試は付け焼刃では無理!!」ということです。ここで、付け焼刃、と表現しているのは、高校3年生になってから慌てて調べ始め、推薦入試があったので受験しようとすること、つまり準備期間が十分に取れないのに土壇場で推薦入試を受験しようとすることです。

 

第一に、評定の問題です。これに関しては、何度か匠通信でもお伝えしたことがありますので、くどいかもしれませんが…笑 大学入試における評定は、《1年生1学期~3年生1学期の評定平均》が評価に使用されます。3年生になってから評定を1上げる!のはかなり厳しい状況です。

 

第二に、志望動機や将来のビジョンについて深く考えられない、という問題です。ここで、最初のお話にもどるのですが、大学入試の志望理由書や自己PRを書くのは非常に大変です。志望理由書は大抵の場合、少なくて400字から、多くて1000字強で説明する必要があります。そして、それとは別に、自己PRや、高校時での成果や取り組み、アドミッションポリシー(AP)についての考えをまとめるなど……ついこの間、生徒と取り組んだものでは、両面3枚閉じの出願書類で、ちょっとしたパンフレットを作製した気分でした。想像してみて下さい。いくら自分の志望校とはいえ、それだけの長さで、もちろん論理的に、ありきたりでなく、人と被らないようなオリジナリティの出せる志望理由を書けますか?大学のホームページを少々見たくらいでは書けませんよね。そういう文章は、私でさえすぐ分かります。

 

想像以上に、推薦入試は準備に時間と労力がかかる入試方式です。しかし、じゃあ推薦なんか考えずに、勉強だけに集中して一般だけ受ければいいじゃないかと考える前に、少し考えてみて下さい。なぜ、その学部に行きたいと思うのか、なぜその大学でなければいけないのか、自分が将来なにをしたいのか、それらを考えるのは、なにも特別なことでは無いと思います。さらに言うと、大学受験をするから考えないといけないことではないですよね。週に1回、月に1回、考える機会を設けて、本当に少しずつ考えていけば良いことです。

ぜひ、一ご家庭でも一緒に考えてみる時間をつくってみてはいかがでしょうか。

まだまだ揺れ動く2025年度大学受験

みなさん、こんにちは!だんだんと涼しくなってきました。体調を崩さないように気をつけくださいね。さて、9月末で学校も通常通りに戻るという生徒さんが多いでしょうか。中間テストも迫っていますね。1年のなかで一番長い2学期。実りある学期にしましょう。

 

今回号では、もう少し先の大学入試、現在の中学3年生が大学受験生になる2025年入試のことをお話ししようと思います。

 

よくご存じの保護者様もいらっしゃるかと思いますが、2025年入試で出題科目がさらに変更・再編されます。色々と情報が錯綜し分かりにくいとお感じの方も多いかと思いますので、確定済み情報を集めて、少しでも分かりやすくお伝えしようと思います。

 

大きなポイントは3つ。

1.国語・数学の記述問題の出題は正式に見送り

2.英語外部試験の利用も正式に見送り

3.現行の出題30科目から21科目へ再編

 

1.をみて「じゃあ、現代文の勉強や文章を書く練習をそこまでしなくても大丈夫か~」とは考えないでくださいね。大学の個別試験で痛い目をみます。現場で指導している身から経験則でお伝えすると、ここ数年、大学別試験で記述形式が急速に増えてきた、と実感します。特に、上位になればなるほど、その傾向が強いように感じます。例えば、記述問題の設問数が増える、制限字数が増える、自由記述の問題が出題されるようになるなど…受験生と添削者にとっては、なんとも厳しい仕打ちです……笑。

 

2.も気を付けて下さい!受験で資格利用できないなら英検を受ける必要性が薄いのか、というと、全くそんなことはありません。たしかに出願にあたって直接的には使えませんが、大学入試共通テストのリスニングの出題傾向が英検の傾向にとっても似ています。実際、中学時から、コツコツと英検を受け続けてきた生徒さんは、共通テストのリスニングにそこまで困らないように感じます。

 

最後に3.ですが、目新しい変化というと「情報Ⅰ」が新科目として新設されます。…ただ、入試で情報を課すかどうかは各大学がこれから判断する段階に入るので、実際にどれほどの国公立大学が受験科目とするかは未定です。社会や理科については、現行の科目が統合されて科目数がかなり減るという発表ですが、実質的に学習する内容にはほぼ変わりがありません。私が注目している変更点は、数学Cの新設(復活)です。(数Cという響き、懐かしいですね笑)数学Cには、数Ⅱからベクトル、数Ⅲから平面上の曲線と複素数平面が移行するようです。つまり、現在教科書で取り扱っていない内容が増えることはありません。ただ、数Ⅲの単元は共通テストのこれまで出題範囲外だったので、共通テストの出題範囲が増える、ということになります。文系国公立志望生にはショックな変更でしょう。文系でも理系でも、早めからきちんと対策をしていく必要がありそうですね。

 

 

いかがでしたでしょうか。少しでも分かりやすく読んでいただけたら幸いです。

これからも、「これ知っといて良かった!」という情報をたくさん発信していきたいと思います!

金魚鉢の法則

こんにちは!教務スタッフの南です。入試まで、残り半年を切りました。受験生のみなさんはもう突き進むだけです。学校も始まりましたし、気持ちの面でライバルに負けないように気合を入れて新学期に臨みましょう!

今日は「金魚鉢の法則」というものについてお話したいと思います。金魚を育てるときに小さな金魚鉢に入れて育てると小さな金魚に、大きな金魚鉢に入れて育てると大きな金魚になるということが知られています。このことを、「金魚鉢の法則」と呼びます。(ちなみに最大30㎝ほどにも成長するようです!)つまり、育てる鉢の大きさによって金魚の成長度合いも変わるということですね。

このことを自分たちに当てはめると何が言えるでしょうか。ここでいう金魚鉢は自分の器、つまり自分自身がどれくらいの視野の広さ、視座の高さをもって生活しているのかということに言い換えられます。自分の可能性をより大きく捉えて、大きな夢や高い目標を設定するほうがより大きく成長することができるということです。塾生のみなさんの中には自信が無くて大きな目標を掲げるのが恥ずかしかったりとか、やる前から諦めてしまったりとか、そういう人も多いのではないでしょうか。目標達成できるかどうかは最終最後やってみるまで分からないですし、仮に達成できなかったとしてもそれで全てがダメということでは無いです。挑戦する中でどれだけ自分が成長できたかということは必ず次につながりますからね。大きな目標に向けて頑張る人の方が、より大きく成長できる可能性が高いということを覚えておいてください。そして、大きく成長する人は大きな成果を得る可能性も当然大きいということです。

さて、少し話は変わりますが金魚の習性からもう一つ学ぶことができます。金魚にエサを与え続けると、いずれはエサにあまり反応しなくなってしまうんですよ。それはエサが自動的に降ってくる環境に慣れてしまい、だらけた金魚になってしまうのですね。しかし、ここに新しい金魚を入れると、新しい金魚はエサに貪欲ですから活発にエサを食べようとするんですね。そうすると元からいた金魚も、何かを思い出したかのように活発にエサを取り合うようになります。

これはある意味、初心を忘れてはいけない、今の状況に満足しないということを教えてくれるのではないでしょうか。人間は日々の生活の中で初心、初志を忘れがちです。まずは目標を立て、そしてその目標を立てたときの自分の気持ちを時に思い出しながら日々頑張っていきたいですね!

大学全入時代は来るのか

まだまだ蒸し暑いですね!かなり雨が降る日もあり、体調を崩してしまった生徒さんはいないでしょうか。いよいよ2学期が始まりますね。心身ともに良い状態にして、2学期を迎えましょう。

 

さて、今回は、最近の大学受験動向を追ってみたいと思います。保護者の方はよくご存じかと思いますが、「大学全入時代」が来ると長らく言われてきました。実際どうなのでしょうか。

 

2020年4月入学では、国公私立大の定員総数が約61.9万人、大学志願者が66.5万人、実際には定員を約3%上回る63.5万人が入学しました。これまでは、志願率55~57%強のあいだで推移し、また大学志願者は微増なりとも確実に増えてきてはいます。しかし、それよりも早いスピードで18歳人口が減少してしまっています。それらを考慮すると、2024年4月には志願者が61.9万人まで落ち込むと文科省は試算しています。大学の定員は63.9万人ありますから、計算上はついに「大学全入時代」に突入することになります。

 

……と、まぁ、細かいことを説明してきたのですが、「じゃあ大学に入るの簡単になるんですね!良かった!」と思う保護者の方はいらっしゃらないと思います。その通りです。人口が減ったからといって、人気大学の倍率が落ちるわけではありませんよね。むしろ、二極化がより深刻化し、定員を確保するのに困る大学も多くあります。

 

さらに、大学へのニーズや就職関連の環境変化などもあり、選ばれる大学に少しずつ変化も起こっています。例えば、以前より資格・専門職を目指す傾向が強まり、資格などのとれる大学に志望が集まり始めていること。また、コロナの影響によって、地元志向が強くなり、同時に都市部の私立大学が避けられる傾向も一部でみられます。第一志望であれば一人暮らしをしてでも通いたいが、滑り止めであれば、わざわざ家を出てまで通うか悩む……という声や、大学での対面授業も少ない・図書館などの施設もあまり使えない・フィールドワークや実験・実習などにも制限があるなど、以前と比べると大学教育が充実しているとは言えない状況で、私立大学に行くか悩む……、また、アルバイトができないことも含めて経済的な問題が生じてしまったり、自粛生活から精神的にも孤立してしまいメンタルヘルスの問題が生じてしまったりと、大学生活にも深刻に影響を与えています。このような状況から、この時代背景において、大学選びの基準はここ1・2年で大きく変わってきています。

 

これから数年の間に、さらに大きく大学入試は変容していきます。また、それに合わせて各大学も受験方式をさらに多様化し、より複雑なものになっていくでしょう。やはり、いくら定員数的に全入時代とはいえ、本当に行きたい大学に入るのは相変わらず難しい、むしろ受験の変革に乗り遅れると失敗するリスクばかりが大きくなると思います。

 

保護者様や生徒の皆さんにお願いしたいことは、まだ中学生でも、まして高校生なら、なるべく早くから進路について考えておくことです。どの学部にする、とか大学の偏差値がどうか、ということだけではありません。将来したいこと、なにが好きでなにが得意なのか、しっかり自分自身に向き合う時間を作るべきだと思います。時代の変化が速く大きくなってきたからこそ、時代に流されてしまわないように、早くから自分の根を張るように自分の将来について考えることが大切だな、と思う今日この頃です。

夏期休業のお知らせ

下記期間を夏期休業とさせていただきます。

休業期間:8月8日(日)~8月16日(月)

休業期間中は電話が繋がらない状態になります。あらかじめご了承ください。
8月17日(火)10:00より電話受付を再開いたします。

皆さんと元気にお会いできることを楽しみにしております。
どうぞ、事故やケガには十分ご注意して過ごしてくださいね。

夏休み、充実していますか?

夏休みも早いもので折返しがみえてきました。

みなさん、この夏休みは充実していますか?

 

長期休みに入る前、規則正しい生活をして、朝からあれをして、これをして、勉強はこれくらいやって…と計画を立てていたのに、気づけばお昼前まで寝てしまっているだとか冷たいものばかり食べてしまっているだとかはよくありますよね。

学校があれば、学校が時間割を決めてくれているので、それに合わせて生活をすることで半ば強制的に規則正しい生活を送ることができますが、長期休みにはそれを自分でしなければならないので思ったより大変なんですよね。

これは普段の勉強も同じで、家庭教師の先生が来る授業の時間は当然勉強をしますが、自習にとなると話は別という人も多いのではないでしょうか。何時から自習をしようと思っていても、きめられているわけではないから、最終的には「まあ今日はちょっと疲れてるしいいかな…」となってしまいがちです。

 

そんな人におすすめなのが、タイマーです!

学校の授業でも、チャイムが鳴ることで切替えになるのと同じようにタイマーのアラームが鳴ることで疑似的に気持ちの切替えに繋げることができます。

例えば学校の時間に合わせて、50分勉強したら10分休憩、というようにタイマーを設定することで、想像以上に集中力が上がりますよ!

ぜひ、試してみてくださいね!

未来の自分を具体的にイメージする

いまあなたは目標を持って、勉強やスポーツに励んでいると思いますが、その先に何がありますか。例えば、具体的な数字を目標としていたとして、それを達成した時にあなたに返ってくるものはなんですか。続きを読みながら、一緒に考えていきましょう。

「行きたい高校は決まっているけど、なんかスイッチが入らないんです。」突然、ある生徒からこんな相談を受けました。その生徒が努力をしていないかというと、そんなことはありません。以前よりも自習時間が増え、テストの点も上がり、自分の目標を達成することが出来ていました。それでも、本人の中では「もっと出来る」という気持ちがありながら、本気になれていない自分にも直面していたわけです。そこで、この生徒にこう問いかけました。「その高校に行って、したいことはイメージ出来てる?」と。すると、生徒は「出来ていない」と、「それならその高校に制服を着て、その高校の生徒として、3年という期間限定の高校生活をどのように過ごしたいか、想像してごらん。そして、それを毎日書き出してごらん」と返しました。

人は目標だけがあっても、頑張り続けることはできません。ましてや、自分の限界以上に頑張ることはもっと難しいです。では、何が必要か。その努力の先で掴めるものが明確に見えていることです。もっと具体的に言うならば、努力を続けてでも「なりたい」と思える自分が必要です。これをより具体的にイメージ出来ることが、努力を続ける上で非常に重要です。

きっとあなたにも憧れや理想の自分があると思います。ただ、それはとてもぼんやりしていませんか。例えば、高校生活は3年です。僕は人生に1度しか訪れない、その期間限定の時間を楽しく過ごしてほしいです。しかし、ぼんやりとしたままでは、楽しく過ごせるかは運任せです。自分の大事な時間を運任せにしてしまっていいのでしょうか。自分の意志で楽しくすることができた方が良くないですか。

僕はそのように考えているので、自分の未来を具体的にイメージすることは、誰もがするべきだと思います。ただ、それはあなたの未来です。毎日5分でも良いので、あなた自身で考えてください。今までやってきていないと思うので、最初はとても難しいと感じるかもしれません。しかし、続けていけばどんどん具体的になっていきます。

そして、それが必ずあなたにとっての最高のモチベーションになります。なぜなら、「なりたい」って思える自分が決まっているのに頑張れないってことは、自分から幸せな未来を手放して、不幸な未来へ進むことになるからです。それが目に見えた状態で、不幸に突き進む人は、きっといないと思います。しかし、未来の自分が見えていないってことは、知らず知らずのうちに不幸に向かっている可能性があるわけです。

最後になりますが、未来の「なりたい」自分を思い描く重要性は伝わったでしょうか。やっていく中で「なりたい」自分が変わっていくことは構わないので、さっそく今からペンを持ってイメージしてみてください。その瞬間から、未来が変わっていきます。

一発大逆転の魔法の勉強法?

いよいよ夏が迫ってきましたね。暑くなると集中力も切れがちになってしまいますが、大事な時期を無駄にしないよう、何をするか・方法などを先生と相談しながら、一緒に頑張りましょう。

さて、これまで大学受験をされた生徒さんの中には、いわゆる「大逆転合格」を果たす生徒さんも多くいました。そういう先輩たちの姿を見て、生徒様や保護者様から「何か特別な授業はあるのか」「なにか特別な方法があるのか」と聞かれることがあります。気持ちは良く分かります。まして、より強い志望であればあるほど、どうにか して叶えたいと思うでしょう。もし、私が高校生でも、同じことを聞くかも知れません。「一発逆転をできる秘策はないのか?」と。

しかし、あえてハッキリ事実を言います。そんな魔法なんてありません。むしろ、これまで生徒たちの努力を間近で見てきた私としては、大逆転合格を、奇跡や魔法で片付けたくはありません。彼らの努力の賜物だと思っています。想像してみてください。部活やクラブチームなど、スポーツでも、芸術でも、なんでもいいです。あるいは、大人の方であれば、仕事でも同じだと思います。たしかに「正しい内容」「より良い方法」はあります。でも、それを知ったからといって、教えてもらったからといって出来るようになるでしょうか。まして、結果が残せるでしょうか。答えは否です。

結局どこまでいっても、修練度を高めるに限ります。一つ一つのレベルを高めるしかありません。「これくらいなら出来る」「集中すればできる」ではなく、「息をするように出来る」レベルまで高めること、繰り返し取り組むことです。つまり、当たり前のことを当たり前ではないレベルで続けられるか、が大切です。それを毎日続けたら成功という形で結果が返ってきます。決して、秘策や魔法があるわけではなく、また、到底できないような特別難しいことをやる必要があるわけではありません。とにかく継続することです。しかし、それを理解していても、結局その継続することが一番難しいですね。自分だけでは、甘えが出てしまうものです。

では、何が必要か。それはコーチと環境です。目標の持ち方とそれに対する正しい努力の仕方、つまりゴールまでの道筋を示すことのできるコーチ。そして、甘えが出てしまわないような環境。それらに身を置くことで、自己成長につなげてほしいと思います。私たちも、そういう生徒の皆さんを全力でサポートできるよう、スタッフ一同で指導に当たります!

一度目は経験、二度目は失敗-経験から学ぶ大切さ

今年、東海地方の梅雨入りは観測史上2番目の早さだそうです。気温もぐっと上がってむし暑い日も増えてきました。この時期になるとどうしても息苦しく感じますが、きちんとマスク、手洗いうがいに消毒で、この夏も乗り越えていきましょう。

今回はせっかくなので雨にまつわる名言からの学びを一つ、ご紹介しましょう。経営の神様とも呼ばれた、パナソニック(旧・松下電器)の創業者、松下幸之助さんの名言です。

『雨が降れば傘をさそう。傘がなければ、一度は濡れるのも仕方がない。ただ、雨があがるのを待って、二度と再び雨に濡れない用意だけは心がけたい。』

シンプルですが、とても考えさせられる言葉ですね。ちなみにタイトルの「一度目は経験、二度目は失敗」という言葉も松下さんの言葉です。だれしも人生は一度きりで、最初からなにもかもうまくできる人はいません。最初はできなくて当たり前なのです。松下さんは事業で大きな損失を出した部下にも、怒らずにそう話したそうです。本当に人間力の高い人ですよね。

これは私たちの生活や勉強においても同じですね。何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、自分の生活を省みると意外にできていないものです。例えば、翌朝起きられなくなるとわかっていながら夜中までスマホを触ってしまったり、この時間に家を出ないと遅刻するとわかっていながらギリギリまで寝てしまったり…「ああ、失敗するだろうなあ」と思いながらも、つい準備や対策を行ってしまうというのはよく聞く話ですね。しかし、成長しよう、今の自分を変えよう、と思うなら二度目以降の失敗を回避できるように対策を練る必要があるのです。

ところで、このような失敗はどうして起こるのでしょうか?雨が降る予報なら傘を持っていけばいいように、家を出る時間に合わせてアラームを設定しておくなど、準備はやろうと思えばできることが多いですよね。たとえ自分では思い浮かばなかったとしても、ネットで調べればそれこそ無数の解決策がヒットするでしょう。

言い方を変えてみましょう。どうして準備や対策をしないのでしょうか?それはほとんどの場合、「面倒だから」、この一言で説明がつきます。準備や対策をするということは、それまでの自分のルーティンを変えるということです。例えば遅刻しないためには15分早く起きて家を出なければならないでしょうし、夜中スマホを触らないためには時間制限をかけたり別の部屋に置いたりして見れないようにしなければなりません。本当に克服したいと思ったら、面倒でもきちんと続けて、新しいルーティンに切り替える必要があるのです。

これからたくさんのことに挑戦する皆さんは、その分だけ「経験」を積んでいくことになるでしょう。雨に打たれて落ち込んでしまうかもしれませんが、次の「失敗」を回避するためにはどうしたらいいのかを考える絶好のチャンスでもあります。ぜひ、自分に合った雨に濡れない方法を身に着けて次の機会に臨みましょう。