みなさん、こんにちは!スタッフの井上です。もうすぐ2学期がはじまりますね。夏の成果を生かし、良いスタートを切りましょう。
そして、匠個別予備校にとっては、2学期は大学入試が始まる時期でもあります。ここから、3月にある国公立後期まで、毎月毎月、切れ目なく入試が続いていきます。大学入試は、丸半年間受験期という、長期戦です。それだけ、受験戦略も複雑になりますし、受験生のスタミナ、メンタルも必要とされ持久力が試されます。そのために、出願や受験対策が後手後手にならないよう見通しをもって受験期を過ごすことが重要です。ぜひ、これを読んでいる下級生の皆さん、保護者の皆さまも大学受験のことを少し頭に置いておいていただけると幸いです。
まず、大学受験のスケジュールをおさらいしましょう。中学生の皆さんは、半年間もずっと受験があるの!?と衝撃を受けているかも知れませんね笑
9月 学校推薦型選抜の指定校・内部進学等の内定
10月 総合型選抜(AO推薦等)
11月 学校推薦型選抜 指定校・内部進学・公募推薦等の選抜試験
12月 一部大学における特別奨学生試験等の特別選抜
1月 大学入学共通テスト
2月 国公立大学前期試験・私立大学前期試験、後期試験
3月 国公立大学後期試験・私立大学後期試験
改めてみても、いっぱいありますね。補足しておくと、9月の指定校・内部進学等の内定、というのは、在籍してる各高等学校から学校の代表に選ばれる=推薦を受ける生徒として内定を受ける、と言う意味です。指定校などの推薦方式では、この内定が無ければ、そもそも出願ができません。したがって、実質この9月の内定がもらえるかどうかが、ほぼ合否となります。ただし、その後11月頃に、大学の入学試験は一応課されますのでご注意を。
いわゆる一般選抜とよばれるものでも、1月~3月の3ヶ月にわたって実施されますし、推薦選抜まで含めると、上記のとおり実に半年にわたって入試が行われています。また、大学入試のやっかいな点は、いくつも出願できる方式と、1回切りしか出願できない方式があること(専願と併願の差)、そして、入試方式によってペーパー試験でさえ科目が変わる場合があること、です。つまり、大学によって、あるいは入試方式によって試験科目が大きく変わってしまうので、多くのことを考慮した受験戦略が必要となります。
さて、みなさんは、どの方式を、いつ、いくつ出願しますか?———突然言われると、結構困りますよね。まず、これだけたくさんの入試方式について理解する必要がありますし、自分の持っている学力、あるいは評定・資格・部活等の実績から、どれにチャレンジすることができるかということの把握、そして、募集要項や受験上のルールに従って問題のない出願をしなければなりません。
さて、高校3年生は、すでに待ったなしですから、具体的に出願するものを相談していきましょう。高校1・2年生は、なるべく早くから調べて、自分がチャレンジしたい選択肢の情報収集をしましょう。そして、私が一番お伝えしたかったのは保護者様、中学生の保護者様も、です。中学生の保護者様であれば、あるいは高校を選択する基準が変わったりと、選び方に変化があるかもしれません。高校生の保護者様も、高校での部活動や、英検などの資格取得、課外活動に参加するかなど、高校生活の選択肢もより広く、変化があるかも知れません。決断するのは、じっくり考えてからでも良いと思いますが、ご本人の適性や性格にあわせた選択肢を選べるよう、早くからの情報集めが肝要ですね。