行動は必ず想像を超えた未来をもたらす!

こんにちは!教務スタッフの南です。ジメジメした梅雨の時期は心までどんよりしてしまいそうですね。しかし、夏の訪れはすぐそこです!こういう時こそ元気を出してエネルギッシュに日々を過ごしていきたいものですね。

さて、今回の記事のタイトルは私がある本の中で出会った言葉なのですが、さらにその引用元は作家の喜多川泰(きたがわやすし)さんの言葉とのことです。恥ずかしながら私自身喜多川先生のことはそれまで存じ上げなかったのですが、この言葉には胸を打たれた記憶があります。特に「必ず」の2文字がこの言葉にグッと力強さを与えている気がしました。

話は変わりますが、私がまだ中学生だったころの話です。私はお世辞にも華があるとはいえず、良くも悪くも目立たないように目立たないように…とひっそりと過ごしていた中学生でした(笑)。そんな私に大きな転機が訪れます。なんと、生徒会長になってしまったのです!もちろんそのころの私が自ら立候補するなんてありえません。毎年一人は立候補するものなのですが、私の年だけ誰一人立候補しなかったのです。確かに受験勉強と部活を両立しながら、さらに生徒会の活動までというのは、勉強や部活を頑張りたい!という人にとっては何のメリットも無い気がします。とはいえ、生徒会長の座を空けたままにしておくわけにもいきません。当時の先生方も必死だったでしょう、何人もの生徒に声をかけたのだと思います。そして、いよいよ私にも先生からの声掛けがきました。自分に自信のかけらもない当時の私はそのお話を断るつもりだったのですが、先生からの押しに負けて私はとうとう引き受けてしまったのです。

結果はどうだったでしょう?お世辞にも立派に務め上げられたとは思いませんし、周りの人に終始支えられっぱなしだったとは思いますが、最後まで役割を全うできたことは個人的にはすごく成長を実感できた思い出になりました。そして何より自分でも知らなかった自分の新たな一面を見つけられた気がしたのです。

長々と書いてしまいましたが、この経験が自分のその先の進路に大きな影響を及ぼしたことは間違いありません。人見知りのくせに、高校は地元から遠く離れたところにある誰も知り合いのいないような学校を選びましたし、その後はなんと地元を飛び出してこの大都市名古屋にやってきてしまいました。「不安だけどやってみたら案外良いことあるかも!」という考え方が自分の中に生まれていたのですね。自分に自信がなく一歩踏み出すことをためらっていた中学生の自分に今の自分の姿を想像できるとは到底思えません。まさに想像を超えた未来です。

今では、中学生の時に背中を押してくれた先生には本当に感謝しています。一歩を踏み出してみることがこんなにもワクワクすること、そして「こんな自分でもやってみたら意外とできた!」という小さな成功体験をもたらしてくれたからです。

この記事を読んでくれた生徒のみなさんの中にも、一歩を踏み出す勇気がなかなか出ないという人がいるかもしれませんね。「行動は必ず想像を超えた未来をもたらす」この言葉をぜひ覚えておいてくださいね!

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