読書の秋

みなさんこんにちは。教務スタッフの平野です。秋といえば読書!みなさんの好きな本はなんでしょう。

私は昔から本を読むことが苦手です。1行を10往復してやっと理解する、といった具合に読み切るまでにとても時間がかかるからです。しかも、ここまで時間をかけて読み切ったとしても、本の後半を読んでいることには、前半部分に何が書いてあったか忘れてしまいます。情けないですが、事実です。

それでも学生時代はたくさん本を読まなければなりませんでした。1冊に時間をかけすぎると他の本が読めないので、ある時先生に質問しました。「どうすれば早く本を読めるのでしょうか。」

先生の答えはいたってシンプルで、「全部を理解しようとする必要はない」というものでした。先生は、必要な情報だけ得られればそれでよい、何を書いてあったか忘れたら、また読み返せばいい、と言いました。これにはなるほどと思いました。

それから、知りたい情報を抜き取るように本を読み、同じ本を何度も繰り返して読み返すようになりました。すると自然と読んだ内容が頭に残るようになり、今まで大量にかかっていた時間も短縮されました。これはおそらく、勉強にも言えることだと思います。時間をかけて1問解いても、いずれは忘れてしまいます。それよりも、同じ問題に、短い時間で構わないので、何度も触れることで、自然と頭に入ってきます。1問に時間をかける癖のある人は、思い切って1回で理解しようとせず、何回もやるという意識を持って取り組んでみてはいかがですか?ではまた次回!