「沈潜する」

こんにちは!高針台中学校前校の南です。新年度が始まりました!この時期は気候的にも過ごしやすく、そよ風が心地よいですね。私は個人的には春が好きです。厳しい冬の寒さを忍び今か今かと暖かい季節を心待ちにしていた動植物たちが一斉に活動を始めます。鳥のさえずり、色鮮やかな花々、若草の香り…。春は五感のすべてで生命のエネルギーを受け取っている気がして、なにか自分自身も元気が出る気がします。また、教室の窓を開けていると、ぴかぴかの制服に身を包んだ新入生が友達とおしゃべりしながら楽しそうに下校する声が聞こえてきて、こちらまで明るい気持ちになります。

私は、今まで生きてきた中で新しい環境での生活が始まるとき「さあ、がんばるぞ!」と右も左もわからないのになぜだか上手くやっていけるような自信だけは持っていたことを思い出しました。生徒のみなさんも自分が入学した時のことを一度思い出してみてください。当時のあなたは今の自分より技術や能力は当たり前ですが劣っていることでしょう。では情熱はどうですか?勉強に部活に、色々なことに挑戦したい!という気持ちは昔と比べて薄れていませんか?でもそれは仕方がないことです。色んな失敗や小さな挫折を経験するたびに自信が少しずつ薄れていき、自分でも気づかないうちに高い目標に向かって頑張るということをしなくなってしまうのですね。だからこそ重要なのは意識をすることです。入学当時の自分を思い出して、当時自分が心に持っていた情熱を呼び覚ますのです。この年度替わりの4月は自分を変えるキッカケにするには最良の時期です。この1年をチャレンジの年にするために、まずは自分自身の気持ちを高めていきましょう。

さて、今回はひとつ「沈潜する」という言葉を紹介したいと思います。水底に沈んで隠れるという意味もあるのですが、実はもうひとつ「心を落ち着けて深く考える、物事に没頭する」という意味があります。また、昔の話ですが旧制高校の学生は「自己研鑽する・自分を磨くこと」という意味で使っていたそうです。

情報が右から左へと絶え間なく流れているこの時代において、私たちは「沈潜する」時間をどれだけとれているでしょうか。スマホ一台で何でもできるようになり、今やスマホなしでの生活など考えられないような時代になりましたが、その代償として私たちは深く考える時間を捨ててしまっているのではないでしょうか。深く考えるということは自分自身の内面を見つめるということです。外界からの刺激を遮断して、じっと自分と向き合うことで新たな発見があったりするものです。誰しも自分のことは意外とよくわからないものですよね。

深く考える時間を作るのにもっとも良いのは読書だと思います。本には時代を超えて人間の経験や知識が集約されています。そういったものに触れることで自分の中の考え方や想いに気づくこともできますし、また新たな価値観を作り上げていくこともできます。特に生徒のみなさんは進路のことで悩むことも多いと思います。自分はどうなりたいのか、なにがしたいのか…。すぐに答えを出すのは難しいと思いますが、色々な本を読み先人の考え方に触れることで、先の見えない将来のことに対して少しでも自分なりの道を見出すことができるのではないでしょうか。

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「わからないこと」が分からない

みなさんこんにちは!教務スタッフの平野です。4月にはいり新学年がスタートしました。クラス替えがあった人もいるでしょうし、進学や進級にともなって大きな環境の変化があった人もいるかもしれません。気持ち新たに、新学年をスタートさせましょう!

さて、みなさんは勉強に対して「『わからないこと』が分からない」という経験はありませんか?「なにが分からないか分からない」とか「何て質問したらいいか分からない」と表現したほうが分かりやすいかも知れませんね。こういう場合には自分が何につまずき、どこが理解できていないのか明確に把握することを最優先にしなければなりません。同じ問題でも、理解できていないことによって確認すべきことが大きく変わるからです。

例えば、英文法の問題で分からないことがあったとしましょう。もし皆さんだったらどういう風に質問しますか?ある生徒は「解説には○○と書いてあるが、私は問題を解いているときに△△だからこの選択肢が答えだと思った。なぜ△△は答えにならないのか分からない。」と言います。このような質問は、理解できないところが本人もはっきり分かっています。しかし、ある生徒は「この問題が分からない」とか「この問題の解説が分からない」など…こういう場合には、何が分からないかハッキリするまで、質問をすることになります。こちらから質問したりせず、分かりやすい解説をすることは当然出来るのですが、次のような問題が生じます。第一に、分かっていないことを正確に把握せずに質問してしまうと教える側の説明が的外れになってしまい、ピンポイントに疑問を解消できなくなってしまうこと。第二に、(こちらの方が重大なのですが)自分が解説を聞いて、もしくは見て、誤りがなぜ間違っているのかを理解しないまま「分かった」ように感じてしまうこと。このような状態では、中途半端な理解のせいで生徒が成長する機会を失ってしまいます。一方、そこでしっかり考え抜くことが出来れば、目の前の一つの問題が分かるようになるだけではなく、その問題の持つ本質を理解し他の問題になってもその知識を駆使することが出来るようになるはずです。

こういった経験を通して、皆さんには分からないことを聞くときに考えてほしいことがあります。自分が「分からない」と感じていることが何なのか、「知らない」「覚えていない」ことなのか、それとも「まだ理解できていない」なのかということです。学ぶということはただ知識をつけていくことでも、テストで良い点数をとることだけではありません。自分の現状をしっかりと見極めそれに対処する方法を学ぶ、そして最も大切なことは、その過程を自分の頭で考え解決していくことです。それができるようになれば、結果として点数もついてくるでしょう。点数だけ追いかけて本質的なことをないがしろにしてはいけません。分からないということは、伸びしろであり本当に素晴らしいことです。分からないことから全ての学びは始まります。皆さんも、もっとわくわくした気持ちで自分が何がわからないのか、言い換えれば、何が理解できるようになるのか考えてみてください。

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何事も「守守守」の気持ちから!

みなさんこんにちは!教務スタッフの南です。長く厳しい冬を越え、少しずつ春らしくなってきたように思います。新3年生はいよいよ受験生になりますね。また新2年生も、学年が一つ上がり英語や数学でつまずきやすい時期です。いずれにしても、4月は進級をする大事な月です。3月のうちにしっかり準備をして、良いスタートを切りましょう!今月号は、新たなスタートを控えた皆さんに、ぜひ知ってもらいたい、そして実行出来たら大きく成長につながる考え方をお伝えしようと思います。

「守破離」という言葉を知っていますか?聞いたことがある人は多いと思います。守破離とは、もともと剣道や茶道などで、修業における段階を示した言葉です。大辞泉によると、「守」は、師や流派の教え・型・技を忠実に守り、確実に身につける段階のこと。「破」は、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階のこと。「離」は、独自の新しいものを生み出し確立させる段階のことを指します。今では剣道や茶道などに関わらず、ビジネスやスポーツなどの世界でも守破離が通用すると言われ、関連書籍なども多く出回っています。ネット検索でも、本当に多くの検索結果がヒットします。そして、生徒と関わってきた経験から考えてみるに、学力が伸びていく生徒には、守破離がしっかりしている生徒が多いです。なかでも、「守」に徹する生徒は、ほぼ間違いなく伸びていきます。なぜでしょうか?

「守」とは、学習内容で言えば、初歩的な計算問題や公式、文法、単語などでしょう。英単語を覚えていないのに、英文が読めるはずないですよね。公式をおぼえきっていないのに解答が作れるはずがありません。「長文が全然読めない、読み方を教えてほしい、訳し方を教えてほしい」といって問題を持ってくる生徒は、そもそも英単語を覚えていないだけ、ということはしょっちゅうあります。「教材を一周した」「一回やった」という生徒に小テストで満点取れるか聞くと、なぜか「それは出来ない」と言われることもあります。最もよくあるのは、なにかと出来ない理由を作って覚えるのを諦めようとするという手です。やりきれば完璧になるものを「これくらいでいいや」と思って、手を抜いていませんか?問題が解けないと嘆く前に、まず基礎事項を徹底的に覚えましょう。さらに態度面で言えば、先生の話すことをしっかりと、そして素直に聴くということでしょう。先生方から日々アドバイスや宿題などをもらっていますね。苦手だからと言って、説明をよく理解しようともせずボーっとしたりしていませんか?他事を優先して素直に聞かずに放っていないでしょうか。

そもそも、なぜ「守」に徹するのかというと、そのみちでうまくいっている人(先生)は、あなたの欲しい結果を既に手に入れた人であり、その人のやり方を同じようにやりきることが出来れば、ある程度成功を手にすることが出来るはずだからです。先生は、豊富な経験から何をすれば何が伸びるか推測する力に長け、だからこそ、皆さんに伝えるアドバイスや宿題には師の意図が隠れています。ですから、まずは素直にきき入れて、徹底的にやりましょう。手を緩めて最初から我流を入れてはいけません。しっかりと基礎を反復し、しっかりとアドバイスを実行する、それが大事です。

このように説明すると、言われたことを言われたようにやるだけか、と勘違いする人がいますが、そうではありません。本当に「守」に徹すると、型通りやろうとすればするほど、その通り出来ないところが見えてきます。それが「あなたらしさ」でありあなたの特徴です。そうなったら自然と「破」の段階に進みます。あなたの特徴に合う方法に自ずと変化していきます。ですから、まずはしっかりと「守」に徹しましょう。そして、基礎をしっかりと固めてから次のステップへ進みましょう。それが、遠回りなようにみえて、一番の近道だと私は思います。

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日常の五心

こんにちは!教務スタッフの南です。教室にいると外の景色の変化によく気づくものです。17時30分からの授業の時間帯はちょうど陽が落ちてくる頃なのですが、少し前までは授業開始のときにはもう真っ暗でした。しかし、最近は授業開始の挨拶のときでも陽が落ちておらず空が明るい時間が長くなってまいりました。当たり前ですが、季節は着実に進んでいるのだなと感じるとともに、時間の流れに置いて行かれないように自分自身も日々成長に向けて勉強をし続けなければならないなと感じております。

さて、本日は「日常の五心」というものについてお話ししたいと思います。日常の五心とは、

 

一.「はい」という素直な心

一.「すみません」という反省の心

一.「私がします」という奉仕の心

一.「おかげさま」という謙虚な心

一.「ありがとう」という感謝の心

 

という5つの心の在り方を指します。私自身は恥ずかしながら最近になって知った言葉なのですが、有名な言葉なのでご存知の方も多いかもしれませんね。いろいろと調べてみたのですが作者が不明で、仏教のある宗派が起源であるという説が有力なようです。この5つの内容を見て、大事じゃない!と思う人は少ないでしょう。どれもよくある言葉で、今さら言われなくても大事なことくらい分かっているという人がほとんどだと思います。しかし、日常でどれほど無意識にこれらの心がけができているでしょうか?私はできていないことがほとんどです。大事だと分かっているはずなのに、振り返ってみると全然できていない…。その理由は無意識のレベルにまで落とし込めていないということです。意識すれば誰でもできます。しかし、人の日常は無意識の行動がほとんどで、意識してやっていることなんて実はほんのわずかしかないのです。あらゆることを意識して日常生活を送れれば良いですが、それはなかなか難しいですよね。なので、本当に大事なことは無意識のレベルで行動できるようにならなければ意味が無いのです。これは私も自分自身に言い聞かせていることであり、教室でも生徒指導の際によく伝えることです。

無意識のレベルの行動、一言で言い換えるならば習慣です。私はこの習慣という言葉をひとつキーワードにしております。良い習慣を一つでも多く身に付けることができれば、どんどん人は成長すると考えているからです。では習慣を身に付けるにはどうしたらよいのでしょうか。まずは意識して行動しなければなりません。最初のうちは意識しなければ行いを継続することはできません。そして、それを毎日続けなければなりません。1日でもやれない日があったら、また一からやり直しです。そうして毎日意識し続けて、1か月ほど続けることができたならばそれは自分の中の習慣になっていることでしょう。

ちなみに、日常の五心の中の謙虚な心というものがありますが、謙虚というのは相手の意見を素直に受けとめて学ぼうとする姿勢を指す言葉です。自ら学ぼうという気持ちが無ければ謙虚とは言えないのです。謙虚な心は奉仕の心や感謝の心に繋がります。私自身も無意識のレベルで行動できるよう日々精進していきます!

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うまくいっている自分とうまくいかない自分!

こんにちは!教務スタッフの南です。いよいよ2019年がスタートしました。まだまだ寒い日は続きますし、インフルエンザの流行もちょうど今の時期がピークになるので体調管理はしっかりしていきたいですね。

さて、新年1回目の記事を書くにあたり、何気なくちょうど1年前に自分が書いた記事を見てみました。「あの記事を書いてからもう1年も経ったの!?」という感想が1番に浮かびました。やはり1年という時間が経つのは早いなと…。次に思ったのは、1年間で自分の考え方なども変化するんだなということです。もちろん自分が大事にしている想いの根っこの部分は変わらないですが、以前の自分がこれしかない!と盲目的に信じていたことが実は他にも正解があることに気づいたり、自分の知識が増えることでより多くの視点で物事を見ることができるようになったことを実感したりしました。

小中学生のみなさん、高校生のみなさん1年前の自分を思い出してみてください。そして、今の自分と比べてみてください。身体はもちろん成長していると思いますが、考え方とか目に見えにくい部分も成長したなと感じることでしょう。もちろん先生たちもみなさんの内面の成長に気づいていますよ。しかし、これだけは言わせてください。みんなはもっともっと成長できる!!ぜひ今年は自分に限界を決めず、より高みを目指して挑戦してほしいと思います。

何かに挑戦するときに必要なことはなにか、それは目標です。それも明確な目標でなければなりません。期限を決めていついつまでにこれを達成するといったように、より具体的な目標を立てましょう。目標を持つことの重要性は今までも幾度となく話してきました。今回は目標を達成するために重要なことを1つお伝えしたいと思います。

今までの中で何かうまくいったときや、目標を達成できた時の自分を思い出してみてください。どんな小さなことでも大丈夫です。部活でライバルに勝ったとか、テストで調子が良かったとかそういうことです。そのときの自分の状態はどうでしたか?それを紙に書き出してみましょう。睡眠がしっかりとれていたとか、意識していた相手がいたとかいろいろあるかと思います。自分が成功した時の状態、それを再現することが目標を達成する上で最も重要なことです。例えば一流のスポーツ選手は、上手くいっているときの自分をつくり出すのが上手なのです。毎日同じ時間に同じものを食べて、同じ練習メニューをこなして…というのは全てうまくいっているときの自分を再現しようとしているだけなのです。

一方、うまくいっていない時の自分の状態を知ることも重要です。今までの失敗を思い出してみてください。人が失敗する原因は意外と自分で分かっていることが多いと思うのです。ダメだと分かっていながら間食をしてしまったり、スマホを触ってしまったり…。いかがですか?少なくとも私はそういう失敗ばかり繰り返しています。(笑)でも、裏を返せば失敗の原因を分かっているのだから避けられるはずです。うまくいっていないときの自分の状態をきちんと自分自身で把握しておくことで、失敗を回避することができるのです。

成功しているときの自分とうまくいかないときの自分、その両方をきちんと把握し、うまくいっているときの自分の状態を再現することが目標を達成する第一歩なのです。

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冬期休業のお知らせ

下記期間を冬期休業とさせていただきます。

休業期間:12月28(金)~1月3(木)

 

なお、休業期間中は電話が繋がらない状態になります。ご了承ください。

また、1月4日(金)10:00より電話受付を再開いたします。

 

皆さんと元気に元気にお会いできることを楽しみにしております。

どうぞ、事故やケガには十分ご注意されてお過ごし下さい。

目標達成は乗換案内!

みなさん、こんにちは!教務スタッフの井上です。いよいよ年の瀬となり、受験生は以前にも増して、追い込みをかけるべく日々勉強に打ち込んでいます。

さて、新しい年を迎えるにあたって新年の抱負や目標を立てる人も多いのではないでしょうか。私も、毎年冬休みには年頭所感を書くという宿題がありました。年頭所感とは、読んで字のごとく、年の初めにあたって思うこと・この一年の抱負を述べるというものです。いつも3学期の始業式前になって、焦って何かしらの目標を立ててなんとか書き上げていました(笑)しかし、当然ですが、そんな風にして適当に立てた目標は達成できるはずもありません。まず、そもそも1年もモチベーションが続かない。いわゆる三日坊主ですね。ダイエットや貯金などでありがちです。さらには、年始に立てたはずの目標を年末にはっきり覚えていないなんて経験がある人もいるのではないでしょうか。私もそうでした(笑)あれ、そういえば去年なに書いたっけ…と思って見返してみると、今年も全く同じことを書いている、という何とも情けないエピソードがあります。覚えていない目標なんて達成のしようがありませんよね。目標を立てること、特に「良い」目標を立てることは、実はとても難しいことです。今回は、年始にあたって、良い目標の立て方についてお伝えしようと思います。

さて、そもそも「目標」という言葉を使ってきましたが、よく似た言葉に「目的」があります。目的と目標は同じ意味だと思いますか?それとも違う意味だと思いますか?辞書を引いてみると、「目的」は「行為の目指すところ」、「目標」は「目的を達成するために設けた、めあて」とあります。目的は方向、いわば目的地で、目標は道のりと言うと分かりやすいでしょうか。あるいは、目的は最終ゴールで、目標は中間ポイントという方が分かりやすいかもしれません。当然ですが、目的地が無いのに進むことはできません。また、目的地が同じでも、道のりが異なれば目的地にたどり着くまでの時間や、見られる景色が変わってしまいます。これを目標達成に当てはめて考えてみましょう。目的が定まっていないのに行動を起こすことは出来ません。また、同じ目的を達成しようとする場合でも、どのくらいの期間をかけるのか、どんなトレーニングをするのかなど、途中経過は大きく異なります。目標達成しようとする場合に、目的を立てても目標が無ければ具体性が無く実現可能性が低いですし、目標しかなくても何のためにやるのかという目的が無ければモチベーションが維持できません。したがって、目標達成には、目的と目標の両方をきちんと立てることが大切です。ですから皆さんも、次の定期テストや模試、あるいは部活や習い事の大会などに向けて、目的と目標の両方を立ててみましょう。

そして最後に、目標達成するために、目的・目標の他にもう一つ、とても大切なものがあります。多くの人が忘れがちですが、これが意識できていない人の大半は失敗します。目的と目標を、目的地と道のりに例えて説明したので、乗換案内を使う場面で考えてみましょう。目的地を入力して検索すると、道のり(ルート)が表示されると思いますが、検索するために入力しなければならないものがあと一つあります。現在地ですね。今、あなたがどこに居て、車があるのか電車で行くのか、あるいは徒歩でしか移動できないのか、それによって道のりは全く変わります。目標達成する場合には、目的はもちろんのこと、現在地をしっかりと分析して理解したうえで、その2点を結ぶように目標を立てることが大切です。さきほど現在地を意識できていない人は失敗することが多いと言いましたが、考えてみれば当然です。本郷から名古屋に行きたいのに、金山から名古屋に行く最も良い道のりを教えてもらっても意味がありません。皆さんも、それぞれに得意なこと苦手なことがあります。それを理解したうえで、必要な力をつけるための勉強をことがとても大切です。

なにか達成したいことがあるならば目的、目標そして現在地の3点が大切だということをお話してきました。何かを始めようとするとき、今いる現在地からしかスタートすることは出来ません。したがって目標達成とは、自分を深く見つめ直し、自分をより良い自分へと変えていく過程のことだと思います。2019年が皆さんにとって大きな飛躍の年になるように願っています。

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継続は力なり-「情熱」と「粘り強さ」-

こんにちは!教務スタッフの南です。いよいよ年の瀬ですね。振り返れば2018年も様々な出来事がありました。スポーツの話題だと、平昌で開催された冬季オリンピックやロシアで開催されたサッカーワールドカップなど、日本人選手の華々しい活躍ぶりは記憶に新しいですね。また、来年は平成から新しい元号に変わりますし、2020年には東京オリンピックが催されます。日本全体が新しい時代に向けて弾みをつけるなかで、私たち自身もパワフルに日々を過ごしていきたいですね!

今回は「継続は力なり」という言葉についてお話ししたいと思います。今さら取り上げてお話しするような言葉ではないかもしれませんが、とても重要な言葉なので改めて今回のテーマにしました。「継続は力なり」とは努力をコツコツ積み重ねることが自らを成長させ、やがて大きな成功に結び付くということです。世の中で成功を収めているすべての人が実践している考え方と言っても過言ではないでしょう。誰もが知る2人の有名人の言葉を紹介したいと思います。

 

「私は才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、10年とか20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。」(羽生善治:棋士)

 

「小さなことを積み重ねることがとんでもないところに行くただひとつの道だと思っています。」(イチロー:野球選手)

 

突然ですが「GRIT」という言葉を耳にしたことはありますか?この言葉自体は昔からある言葉ですが、アンジェラ・ダックタース氏というペンシルバニア大学の心理学教授の研究によって近年再注目されることとなりました。2016年に発売された「Grit: The Power of Passion and Perseverance」という彼女の著書はベストセラーになり、日本でも翻訳されて発売されております。彼女は何か大きな物事を成し遂げるには才能よりもGRIT(やり抜く力)が重要だと結論付けております。日本語だと単に「やり抜く力」と訳されるGRITですが、実は2つの重要な要素から成り立っているのです。その2つの要素とはずばり「情熱」と「粘り強さ」です。

彼女の研究により明らかになったことで興味深いことが二つあります。1つ目は、才能や知性を持ち合わせていることとGRITが高いことは全く関係がないということ。2つ目は、GRITは後天的に(生まれてから)伸ばすことができるということです。これらから言えることは、才能があったとしてもそれを伸ばせるかどうかは別問題であるということと、誰もが今からでもGRITを高めるトレーニングをすることで、大きなチャレンジをすることができるということです。

では、GRITを高めるにはどうすればよいのでしょうか。たくさんあるうちのいくつかを紹介したいと思います。

1.失敗を恐れずチャレンジし続ける習慣をつける

「無理」と言わず、「もしかしたらできるんじゃないか」「どうしたらできるだろう」と物事を前向きにとらえるくせを付ける練習をしましょう。

2.困難なことに挑戦せざるおえない状況に身を置く

困難なことに自分から立ち向かっていくのはかなりメンタルが強くないとできません。そこで、困難なことに挑戦せざるを得ない状況に身を置いてみましょう。例えば匠ゼミナールでは中学校のテスト前に点取りゼミで集中特訓をしていますが、そのような自分だけサボるわけにはいかないといった環境にあえて身を置くことも良いトレーニングになるでしょう。

最後にもう一人、夢を実現させた人物の言葉を紹介しましょう。

「失敗したからって何なのだ?失敗から学びを得て、また挑戦すればいいじゃないか。」

これは、誰もが知るあのディズニーリゾートを作ったウォルト・ディズニーの言葉です。実は彼はディズニーを作り上げる前に3回も会社を倒産させているのです。それでもあきらめなかった彼の情熱が世界中の人々に夢と感動を与える最高のエンターテイメントを作り上げました。

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前後際断

 

こんにちは!教務スタッフの南です。2018年も残すところあとわずかになりました。

秋の日はつるべ落としと言いますが、陽が落ちるのがめっきり早くなりましたね。街を見渡すとそこかしこでクリスマスの準備が着々と進んでいるようです。

今日は禅の言葉から「前後際断」というものを取り上げてみました。禅の言葉では前際とは過去のこと、そして後際とは未来のことを指します。曹洞宗の道元禅師や臨済宗の沢庵和尚は自身の遺した書物の中で次のような内容を述べています。

前際と後際は断ち切れているものです。そのため現在の状況を、過去や現在と対比するあり方を否定しています。つまりあらゆる存在が、時間性によって規定されていないことを示しているのだそうです。

難しいのでもう少しわかりやすく言いますと、人は過去にとらわれ、後悔したり、あきらめたり、悲観したりして、今を過ごすものです。一方で、まだ起こらぬ先の未来を不安に思ったり、逆に、都合のいいことが起こるのかと妄想したりして、今を過ごすものです。しかし、それは過去・未来にとらわれてしまって、今をしっかり生きていない状態だというのです。前(過去)にも後(未来)にもとらわれず、今この瞬間を、精一杯生きるというのが、「前後際断」の持つ意味なのです。

受験生には特によく伝えることですが、入試というのは本当に1日1日の積み重ねであり、入試当日だけ頑張ればよいということではありません。受験が近づくにつれてどうしてもいろいろなことが頭をよぎり、勉強に集中しきれない日があることもあるでしょう。しかし、それはまさに過去にとらわれたり、先の未来を不安に思うことで、その日を全力で過ごせていないということでしょう。

これは受験生ではないみなさんにも大事な話です。例えば定期テストで良い点を取り目標を達成したとしましょう。そのテストに向けて日々頑張り続けたことでしょうし、そのことはとても素晴らしいことです。しかし、人というものはひとつ目標を達成するとどうしても満足してしまい、油断もしてしまいます。しかし、そうなってしまってはあとは下降線を描くだけ、どんどん悪くなってしまいます。上がるのは大変ですが、落ちるのはあっという間なのです。

そうならないためには、終わったことも先のことも断ち切り、まっさらな気持ちで目の前の勉強に臨むことが求められます。「いま」に集中することがなにより大切なのです。自分はこうなりたい、自分はこれがしたい、そういった強い目的意識が自らを高める意欲の源となり、そしてその意欲が「いま」への集中力を引き出してくれるのです。

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大学入試が変わる!あなたは大丈夫!?

こんにちは!教務スタッフの井上です!もうすっかり寒くなりましたね。皆さん、風邪には気を付けてくださいね。さて、いよいよ入試直前となりました!受験生は追い込みをかけ、自習室で日々勉強に打ち込んでいます。そして、現2年生はいよいよ受験生になります。「まだまだ先」なんて思っていたかもしれませんが、受験まではあと一年です。1・2年生は、ぜひ3年生の背中を見て来年・再来年の自分の姿を想像してみてください。そして、いまの自分に必要なことを考えてみましょう。

ご存知の方も多いかと思いますが、今、大学受験は大きな転換期を迎えています。これまでの「知識・技能」が重要視されてきた入試制度が見直され、総合的に「思考力・判断力・表現力」までもが重視されるようになります。大学入試改革は2020年度入試から実施されるため、現高2生と現高1生はこの過渡期にあたります。再来年以降は、これまで受験において”常識”と言われていたことが通用しないことも多くなってきます。したがって、自分の受ける年の受験制度がどのようなものかしっかり理解して、自分に何が必要か知ったうえで対策を行っていくことが重要です。

では、実際に大学受験はどのように変わっていくのでしょうか。「知識・技能」に加え、「思考力・判断力・表現力」も評価される、と言われてもあまりピンと来ない人が多いのではないでしょうか。実は、2018年度センター試験で、すでに思考力をはかる問題が出題されています。国語の現代文で、写真と文章を関連づけて論理の構成をつかみ解答を導き出す、という問題でした。そして、このセンター試験そのものも変わります。これまで全てマークシート式だったセンターは、国語と数学で記述解答を要求される大学入試共通試験になります。さらに、英語は、これまでリーディングとリスニングの2技能評価でしたが、加えてスピーキング・ライティング技能も評価対象になり、英検などの資格・検定試験の成績が重要になります。ここまでお伝えしてきたとおり、現高1生の受ける2021年度入試から大学入試は大きく変わります。しかし、もちろん現高2生も油断してはいけません。先ほどもお伝えした通り、すでにセンター試験で新傾向の問題が出題されるようになっています。また、大学個別試験でも入試改革を見据え、入試方法そのものから見直されています。すでに変革は始まっているのです。

これまでの受験は、3年生になったら受験勉強をはじめて直前ギリギリまでに何とか詰め込む、というスタイルが多かったかと思います。しかし、ここで皆さんにぜひ理解して頂きたいことは、「受験直前に頑張って合格を勝ち取れる受験は終わろうとしている」ということです。3年生の夏から暗記事項を詰め込んでも、思考力や表現力はなかなか育ちません。また、英検やTOEICなどの資格試験は、出願に間に合うようにかなり早めに受けなければいけませんし、これまでに無かったスピーキングなどの対策もする必要があります。これからの時代、高校1年生の時期から自分の志望校について考え、総合的に力を伸ばしていくことが重要です。逆に言うと、3年生になってから自分の将来や受験について考えだしても、思考力・判断力・表現力、といった必要な能力を伸ばす時間が足りない、という受験のシステムに変わってきているということです。ですから、1・2年生の皆さんも「まだまだ先」ではなく「もう始まっている」という意識で、自分の受験や将来について考え、今の自分に必要なことを考えてみてください。

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