10年後の自分はどこで何をしているか

こんにちは!教務スタッフの平野です。いよいよ夏本番という感じがしてきましたね。冷房の効いた部屋から一歩外に出た時の、あの「じとっ」と体にまとわりつくような暑さ、あー、今年も夏が来たなと思います。

さて、今回は少し未来について考えてみたいと思います。3年後の2020年に、東京オリンピックが開催されるのはもうご存知ですね(改めて考えるとあと3年しかないのかという感じですが)。2020年と言えば、今の中学校3年生が大学受験を控えているぐらいの時期です。そのころには入試の仕組みが変わり、今のように正解を求められる形から、みなさんの考えや意見を表現したり、様々な課題を解決したりする力が問われる形になるといわれています。また、みなさんがちょうど働き盛りを迎えるのは、だいたい2030年から2040年ごろですね。そのころには日本人口が1億人を切り、今よりも高齢化が進み、日本社会は様々な課題を抱えることになります。今見ている世界が激変していく、そんな時代の働き手に、みなさんはなります。そこには、いつも「正解」が用意されているわけではありません。

かつて日本は、第二次世界大戦敗戦から高度経済成長の時代を経験し、あっという間にアメリカやヨーロッパなどの経済大国に追いつきました。それは、戦後GHQの支配によって刷り込まれた「豊かな生活=アメリカ式の生活」という一つの「正解」に向かって、日本人全員が努力していました。しかし、その目標も達成してしまい、今度は一人ひとりが人生の目標やビジョンを立て、それを達成していかなければならない時代に変化したと、藤原和博さんの著書『10年後、君に仕事はあるのか?』にありました。それぞれの目標を掲げ、それを達成するために、個人が主体的に行動しなければならない時代が、すでに到来しているというのです。

氏の著書にもあるように、これからは用意された「正解」を探す時代ではなく、自ら目標を立て、行動し、間違い、修正しながら納得のいく答えを探求する時代になると予想されます。そんな中で、みなさんに必要な「未来を生き抜く力」とはなんでしょうか。私自身ももっとたくさん勉強をして、いろいろなことを伝えていけるように努力します!

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皆さん!熱中症には十分注意してください!!